音楽と酒と時々「・・・」

日々感じたことを健忘録的に書いていきます。

人体の不思議展

落ち合い、そのまま車で丸の内へ。
行こうよって誘いのあった『人体の不思議展』を見に、東京国際フォーラムへ。
途中、迷いながらも何とか駐車場へ辿り着く。
都内の道は分かんねぇ(^-^;
 
早速、会場内へ。1月半ばで終わるはずが、
あまりの人気に2月いっぱいまで期間延長したと言う展覧会。
『プラストミック』と言う新技術を用いて作られた本物の人体標本を
圧倒的な量で見させるっていう事なんだけど…。
# 今までは皆さんご存じの『ホルマリン』で保存されていた。
 
妙な高ぶりを抑えつつ中を歩いていく。
はじめは人骨やら、内臓やらを部分、部分で展示。
「思ったよりも…」と思っていたら、いきなり成人男性の全身標本(!)
恐い!と言うかデカイ!
 
ある程度目を慣れさせてから本題に入るのは素直なやり方だと思うけど、
それにしてビックリだ。
 
中に進むに連れて、頭を何層にも輪切りにした標本とか、
体から血管だけを抜き出した標本とか
生身の体から段々と解剖していって骨になる過程を
5体の標本を並べて分かるようにしたものとか、色んな標本があって、
細かいのも合わせると、全部で170体の人体標本を展示しているそう。
 
胎児の標本もあって、3ヶ月から生まれるまでの過程が分かるようになっているんだけど、
 
# 自分で献体OKの意思はないから、
# 献体をOKしている人がたまたま妊婦で
# 不幸にも事故か何かで亡くなって
# 子供も献体に出されたのかな…。
 
胎児は3ヶ月までは形がおぼろ気なのが、4ヶ月になると形がハッキリしてくる。
よく妊婦は「3ヶ月までは安静に過ごすように」と言われるけど、
この標本を見たらその事がよく分かる。
 
最後は、じかに触って良い標本が展示してあったので、実際に触ってみる。
筋の所は「プラスチックみたいだな〜」なんて思いつつ、皮膚を触ると
何故かそこだけリアルな感触。ちょっとゾワっとした(汗)
 
脳の標本もあって、持ってみると、ズシッとした感触。
身が詰まっているなぁって言う印象。
 
しかし…これだけの量の人体標本を見ると、グロさを通り越して息を呑む程だな…。
一つのアートのようにも思う。いや〜勉強になりました。