音楽と酒と時々「・・・」

日々感じたことを健忘録的に書いていきます。

新しい視点の動物園

色んな発表を見ながら、現場の事を考えてやっているもの、
卓上の議論で終始しているもの様々。
どうせ研究するんなら身になる、使えるものを研究していきたいものだ。
 
朝イチでみんなの発表が終わったので、時間が出来た。
昨日、園長さんが講演をしていた『旭山動物園』に行こうかと言う事になり、
駅前からバスに揺られて40分。動物園へ向かう。
 
旭山動物園』は、これまで観客の減少から閉園の危機にさらされていたのが、
今の園長になって色んな見直しをした結果、観客が戻ってきて、
今や上野動物園を抜いて観客動員数が日本一になったという、動物園。
観客を呼び込む工夫ってどんなのだろう。凄い興味がある。
 
冬場は4時間しか開園しないらしく、入場料も290円。安すぎ。
ゲートをくぐると、奥の方まで拓けていて眺望が良い。
備え付けた看板を見ると、「ペンギンの散歩 11時10分より」となっている。
時間を見ると11時40分。残念…終わった後だ。見たかったのに。
 
とりあえず「ペンギン館」って所に入る。
中に入ると、海底トンネルのようになっていて
水の中からペンギンが泳いでいるのが見える。
 
ビューン!ビューン!と、まるで飛んでいるように気持ちよさそう。
一応鳥の仲間だってことなので、さながら海の中の鳥か。
泳いでいる姿を写真に撮ろうとしても、早すぎて追い切れない。
 
しかし、この見方は新鮮だなぁ。
動物園でこんな風になっている所って他にもあるかな?
 
壁に目をやると飼育員さん手書きの解説が、いくつも張られている。
これはペンギン館だけじゃなくて、全ての建物でされている。
こう言う手作りのものは堅苦しくなく、優しくて良いな。
思わず足を止めて見入ってしまう。
 
階段を上り地上へ出ると、
もう少しで触れそうなくらいの近さのところに、ペンギンがいっぱい。
みんな一斉にくちばしで毛繕いをしている。可愛い〜。

 
しばらく眺めた後、もうじゅう館へ。
ライオンを見ながら、暑いところの生まれなのに、
こんな雪でも大丈夫なのかなと思っていたら、
いきなりライオンが吠え始める…て言うか、嗚咽の様な鳴き声。
DonDoKoDonのぐっさんの物まねそっくり(笑)
「寒いから小屋に入れてくれ〜」って言っているようにも思える(´Д`;)
 
次にオランウータン館へ向かうと建物の外まで人が出ていて、それが全然動かない。
凄い人気だなぁ。寒い中で待っているのも嫌なんで、近くのさる山へ。
動物園で飼われている猿の中では、ここの猿が一番北限にいる猿なのだそう。
 
しばらく様子を見ていると様子の変な猿がいる。
どういう訳だか背中に他の猿の糞を付けられたらしく、背中が気になっている。
どうするのかなと思ってみていると、背中に付いた糞を取り臭いを嗅ぐ。
“クセっ”て仕草をしたと思ったら、近くの木に手に付いた糞を擦り付けている(大笑)
やる事は人間と同じだ〜。
 
しばらく歩いていると、象の姿が見える。
両方の前足を交互にあげて、貧乏揺すりをしている。
まるでダンスをしているようにも見えるけど、寒いんだろうなぁ。
園長は講演で「象は雪の上でも10時間は耐えられる」なんて話しをしていたけど、
あれはどう見ても限界に近いぞ。
 
ワシ・タカ舎の方へ目をやると、鷹匠となった飼育員が
鷹を操ってお客さんを楽しませている。
 
ほっきょくぐま館に入る。ここもペンギン館同様、
プールを下の方から見られるようになっていて
水中に餌を取りに行く姿が見られるようになっている。
ちなみに、ホッキョクグマは熊の中では一番大きい。
こんなのが水の中に飛び込んだら凄そうだ〜。
今回は見る事が出来ず残念。
 
ようやく順路の最後、あざらし館へ。
ここもアザラシが水中を泳いでる姿を見る事が出来る。
アザラシはペンギンと違って、スイーって感じ。
アザラシ用のトンネルがあったりして、泳いでいても楽しそう。
 
ゲート前に戻って時計を見ると1時半。2時間もいたことになる。
でもあんまり時間を感じなかったなぁ。面白かった。
これだったらまた来ようかなぁって気持ちにもなる。
もう旭川に来る事はないと思うけど…。