休み中に読んだ本
野田知佑がカヌー、カヤックを使い日本の主要な川を旅した紀行本。
この中で凄いなと思うのは、北海道の川や四万十川のような
いわゆる清流と呼ばれる川以外にも、
多摩川などの汚濁が酷い川も下っている事。
多摩川なんて今はずいぶんマシになって言われているけど、
この本が書かれた1980年代なんて目も当てられないだろう。
この本を読んでいると、
「川というのはその土地の今の暮らしぶりを
凝縮して見せているんだなぁ」
と、言うのが分かる。
「自然を守ろう」と声高に言うのは簡単だけど、
自分の足元をまず見ておけよと感じずにはいられない。
- 作者: 野田知佑
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1985/07
- メディア: 文庫
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