音楽と酒と時々「・・・」

日々感じたことを健忘録的に書いていきます。

休み中に読んだ本

野田知佑がカヌー、カヤックを使い日本の主要な川を旅した紀行本。
この中で凄いなと思うのは、北海道の川や四万十川のような
いわゆる清流と呼ばれる川以外にも、
多摩川などの汚濁が酷い川も下っている事。
多摩川なんて今はずいぶんマシになって言われているけど、
この本が書かれた1980年代なんて目も当てられないだろう。
 
この本を読んでいると、
「川というのはその土地の今の暮らしぶりを
 凝縮して見せているんだなぁ」
と、言うのが分かる。
 
「自然を守ろう」と声高に言うのは簡単だけど、
自分の足元をまず見ておけよと感じずにはいられない。

日本の川を旅する―カヌー単独行 (新潮文庫)

日本の川を旅する―カヌー単独行 (新潮文庫)